ときわ−Asian Botanical Garden-no.1.2  2015年

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一作目の「ときわ」同様、「シェイプド・ダイ」という技法をスタートとして制作を進めた。しかし、「シェイプド・ダイ」後の、描き進めに夢中になりすぎて、画面がくどい。「程よい塩梅」と「過剰」の境目が、時に、よくわからなくなる時がある。実は、そういう時こそ、思い切って、過剰に、過剰に描き進めてみたほうが良かったのかもし れない。何かが見つけられたのかもしれない。絵画性を遠ざけ、絵作りのバランスを気にしないしくみを求めながら、「なんとなくこのへん」で終わってしまったことは矛盾している。バランスを壊していても成立する、あるいは、バランスなど基準に据えない思考を得たいとつくづく思う。今回、自戒の意味も込めて。

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H174×W140 cmx2 点(パネル)
綿布、染料、顔料/シェイプド・ダイ、スクリーンプリント、手描き、箔押しなどの混合技法 (作家蔵) 

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