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四十八茶百鼠/テープの曲線 2023年
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flower bed 2023年
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フィトテラピー 2023年
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熱帯 2022年
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カレイドスコピック 2017年
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ときわ−Asian Botanical Garden-no.1.2 2015年
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幟(のぼり)大原美術館中庭 2015年
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ときわ 2013年
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soft piece 2011年
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shanglira 2009年
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Matsu・Ume・Kiku・Nami 2008年
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DREAMS 2004年
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flowers 2003年 軸
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Colors 2003年
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Plantation(軸三幅対) 2002年
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格子模様の布 2001年
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縄文縦縞布 1997年
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月 1996年
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長月の光 1995年
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長月の光 1995年 屏風
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満天・緑の舌 1994年
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食卓、南の風 1994年
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空間に在るもの 1993年
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水のトンネル 1992年
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この作品を発表したギャャラリーは大きなガラス窓を持っていた。その窓越しに苔で覆われた美しい中庭が見える。このセットに入り込める作品はできないものかと考えたことが出 発点。ポリエステルオーガンジーを70m用いた。これだけの分量を染めるには、もちろんデジタルプリントの力を借りる。昇華転写という手法を用いることで、裏も表も均質な模 様画面が得られる。できた巨大な布を二層のレイヤーにして展示する。モアレや色の濃淡を楽しむ。透けるカーテンのような作品を透して、苔の中庭の景色が作品の一部になる。 外光を遮断するホワイトキューブのギャラリーでは実現できなかっただろう。染織作品の日光による退色が時に問題視されるが、私はあまり気にしていない。そこに神経質になる あまり、染織が使われる豊かな現場を失うことの方が悲しい。当初の作品は某氏の自宅のカーテンとなり、今回の展示は、再度制作したものである。データさえあれば再現できる オンデマンドコマース。それも大事だと思っている。
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H300×W1000 cm(布・可変)
ポリエステル布/染料によるデジタル昇華転写 (作家蔵)